歯科医院の診療支払いは、現金払い、クレジットカード払いに加えて、治療費を分割で支払いできるローンシステムなどがあります。

また最近よく見かけるPayPayで支払いが可能な歯科医院もあります。
歯科医院によって可能な支払い方法は違い、現金しか使えない歯科医院もあり、高額な治療費となった場合には現金のみの支払い方法だと困る場合もあるのではないでしょうか。

そんな場合には、歯科医院でクレジットカード決済ができるととても便利ですが、できない場合もあります。
イメージとしては、大学病院や総合病院などの大きな病院では、クレジットカード決済ができるイメージがあると思います。
では、地域の歯科医院ではどうでしょうか。

現状としては、クレジットカード決済ができる歯科医院とそうでない歯科医院がありますが、歯科医院によっては、さらにクレジットカードが使える治療とそうでない治療がある場合があります。
クレジットカードが使えない治療については、保険適用となる治療の支払いです。これは歯科医院によって違うので受診する際には一度問い合わせるか、ホームページを確認するとスムーズです。
また歯科医院によっては、一定の金額以上の支払いになった場合にクレジットカード決済が使えるという条件もあります。

ではクレジットカード決済ができると、どんなメリットがあるのでしょうか。

クレジットカード決済ができると、後払いや分割払いができます。
急にトラブルが発生して歯科医院に行かなくてはいけなくなり、治療費が高額になってしまったというケースがあるかもしれません。
そんなときは、一括で払えない・・・という状況に陥りますよね。
一括で払えなくても、クレジットカード払いができれば、歯科医院で安心して支払いができます。
つまり、歯科医院に行くために現金をわざわざ引き出さなくてもいいということになります。

クレジットカード払いが可能ということがすでに分かっていたら、何かお口のトラブルが発生したときに現金のあるなしを気にせずに歯科医院の予約をすることができます。

歯科医院でクレジットカードで支払いができると、ポイントも貯めることができるので、そこもメリットになります。

次に歯科医院を経営する側にからみてみると、クレジットカード決済を導入するかどうかについてはメリットデメリットがあります。

まずメリットについては、患者さんの目線からみると、支払いの選択肢が増え、高額の治療費となった場合でも安心して治療を続けられるので、メリットは豊富にあります。

歯科医院側のデメリットについては、いくつか考えられることがあります。
クレジットカード払いとなると、手数料がクレジットカード会社へ流れてしまうため、そこは歯科医院にとってはマイナスポイントです。
現金で患者さんにお支払いしてもらうと、その手数料はかかりません。
このデメリットは地域で活躍している歯科医院にとっては大きいと考えられますので、現状として、クレジットカード決済ができる歯科医院とそうでない歯科医院があるようです。

患者さんにとっては歯科医院のクレジットカード決済はメリットばかりでも、歯科医院側にしてみると、いいことばかりではないということになります。

とはいえ、世の中はキャッシュレス決済の流れが進んでおり、将来性が見込まれます。
歯に痛みを感じていたり、検診の予約をしたいと思って歯科医院を探している方にとっては、治療費を現金で用意することが困難だけど、歯科医院に行きたいと思えば、クレジットカード決済ができる歯科医院を探すことになりますので、今後クレジットカード決済ができるようになる歯科医院は増えていくでしょう。